パテント誌原稿の修正
少し前の話ですが、パテント誌用の論文が掲載できないと通知がありました。昨年度の特許委員会で作成した論文であり、こんなことがあるんだねという驚きの声が上がるとともに、再提出するか、もうやめるかという話になりました。メールベースの簡単な話し合いの結果、再提出することになりました。修正方針と役割分担を行って、修正が開始されました。10月一杯くらいに修正が終わらせればと思っています。
パテント誌とは、日本弁理士会の会誌です。弁理士や大学教授等の知的財産にかかわる人が作成した論文が掲載されます。会員(弁理士)には電子版が毎月電子メールで届けられます。2~3年前までは雑誌が届けられていましたが電子化されました。希望者は1冊880円でバックナンバーを購入することができます。特許委員会は毎年、研究成果をパテント誌に投稿しており、私が特許委員会で行った研究成果も掲載されています。
弁理士論文試験の合格発表
9月24日に弁理士試験の論文式試験の合格発表がありました。合格者数は185名でした。合格された方は、本当におめでとうございます。すでに各会派から口述試験の練習会が告知されています。私が所属するPA会でも告知されました。PA会の口述試験は昨年が満員だったため、少し増枠したのですが、それでも満員になっています。ときどきキャンセルが出るため、申し込みそびれた方はキャンセルが出てないか時々確認することをお勧めします。
知財塾ファシリテータ
第5回目の知財塾明細書作成ゼミを行いました。今回から2つ目の事例(予約管理システム)に入りました。明細書作成ゼミは明細書を書く経験をしてもらうことが主目的のゼミです。実務では明細書を書く前に、発明者らとの打ち合わせが行われますが、明細書作成ゼミには打ち合わせの時間がありません。受講生は発明の内容が記載された提案書を読んで自分で色々と想像しながら書くことになります。
打合せの時間がないため、2つ目の事例では、提案書に書かれている情報を拾うことができれば、それなりのものができるように作成しました。コピペと言うと聞こえは良くありませんが、全ての方がITやソフトウェアの知識があるわけではないので、前提となる知識にばらつきがある中で、最低限の経験を積んでもらうにはどうすればよいか日々考えています。提案書の内容を読み落とさないことは実務の基本なので、まずは提案書をしっかり読んでもらうことが重要であろうと考えました。ゼミを通じて私自身も新たな気付きがあるため、自分自身の経験値アップにも役立っています。