大企業に就職するメリット

近年、スタートアップやベンチャー企業への就職に人気が高まっているように思います。憲法では、職業選択の自由が規定されていますので、どういった企業を選択することは個人の自由です。しかし、大企業では成長できない、ベンチャーでは成長できるといった、ネットでよく見かける二元論を鵜呑みにして、大企業への内定を辞退し、ベンチャーへ就職して後悔するといった話も、同じくらいネットで見かけます。私は、過去に2回ほど転職をしてきて、3社勤めてきました。その中に、ベンチャーやスタートアップの経験はありませんが、大企業2社、大手特許事務所1社と、いわゆる大きめの組織で働いてきました。このような経験から、大企業に就職することのメリットを説明していきたいと思います。

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大企業では成長できないは嘘

成長が「社外に対して何らかのアウトプットができること」であるとしたら、大企業でも十分成長することができると言えます。なぜなら、ベンチャーでも、大企業でも、商品を作って、売るという(社外にアウトプットする)点では同じだからです。なので、ベンチャーだろうと、大企業だろうと、成長できます。ベンチャーと、大企業と、で異なるのはその事業規模です。大企業では、一人では作れない商品を主に作ります。自動車でも、スマートフォンでも、発電所でも、一人や二人で作ることはできません。だから、個人それぞれが得意な分野を担当しあって、作っていきます。ITが得意な人はITを、特許が得意な人は特許を、化学が得意な人は化学をといった具合にです。だけど、もっと得意な人が現れると、その人に取って代わられてしまう可能性があります。だから、常に自分の得意分野は伸ばし続ける必要があります。また、複数人で仕事をすることが多いので、人格的にも優れていることが求められますので、人格的にも成長していくことも可能です。例えば、他のメンバーとコミュニケーションできることや、スケジュール通りに物事を進める自己管理能力です。このような能力は、その人に対して、人前に立ち、喋り、価値を伝える能力に繋がっていきます。このように、大企業でも成長することは可能です。もし、それでも成長できないとお考えであれば、まず自分の定義する成長はどういったことなのか考えてみてください。

大企業の福利厚生は良い

大企業の福利厚生は良いです。厚生年金、健康保険、有給休暇といった最低限の制度に加えて、確定拠出年金、グループ保険、懇親会手当、育児手当、育児休暇、食事補助(社員食堂)、出張手当、通勤手当、長期勤続休暇、持株会等、とにかく挙げきれないほどあります。その制度名も、会社によって異なります。20代や独身のうちは、このような福利厚生の重要性はわからないかもしれません。しかし、年をとったり、既婚になったりすると、このような制度があることが大変ありがたく感じるようになります。それは、家族も恩恵を受けることができるからです。育児手当や配偶者手当はその典型です。簡単にいうと、家族が増えると、お金が貰えます。決して高額ではありませんが、月収が増えるのは馬鹿になりません。また、福利厚生制度という見た目にも明らかなもの以外にも、過剰な労働を防ぐように勤怠を管理されていたり、有休を固めてとるように指導されたり、ワークライフバランスが取れるように、管理されています(これは会社の体質にもよるのですが。。。)。長く働くという観点で見れば、大企業はその制度が整えられており、高いメリットを有しています。

早期退職か倒産か

大企業で行われる早期退職が頻繁にニュースになっています。45歳以上になると、早期退職候補のようです。だけど、考えてみてください。大企業は早期退職で済むのです。だけど、そうでない企業にそんな余裕はありません。中小企業で業績悪化すると、よくて年齢関係ない無慈悲なリストラです、悪いと倒産です。ベンチャーだとほぼ倒産でしょう。大企業が倒産する可能性は極めて低いです。某家電メーカのように外資が買収したり、航空会社のように再生を図ったりするからです。だから、大企業では、殆どの方に45歳になるまで働けます。きちんと成長し続けていれば、早期退職の対象にすらならない可能性もあります。だけど、中小企業等では成長に関係なく、業績悪化で倒産します。どちらが良いかは明らかですね。大企業では、45歳までに一人で生きていけるほどに成長すればいいのです。この時間的な余裕は圧倒的なメリットだと言えると思います。

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