特許事務所への転職は弁理士資格を取ってからがお勧め

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特許事務所への転職を考えるときの問題

 企業から特許事務所への転職を考えるときに、弁理士の資格を取ってから転職をするか、転職をしてから資格を取るかという問題があります。私の考えは、弁理士の資格を取ってから転職です。特許事務所への転職は、弁理士の資格を取ることよりも簡単だからです。40代・未経験・無資格で転職している人も見たことがあります。そのため、特許事務所への転職は焦る必要はなく、資格を取ってからで十分だと思います。

特許事務所への転職は簡単か

 私は新卒でメーカーに入社した後、弁理士の資格を取り特許事務所に転職しました。30代で未経験からの転職でした。その時の経緯を思い起こせば、特許事務所への転職はそれほど難しくないと感じました。不採用になった特許事務所もありますが、いずれも即戦力を求める小さな事務所でした。

特許事務所の求める人材

 特許事務所が求める人材は、理系大学卒又は研究開発経験です。特許事務所によっては、英語力や実務経験が要求されることもあります。ここに年齢制限が加わったりもしますが、今の時代に年齢を気にしていたら中々採用できない気もします。特許事務所を希望するようなレベルの人であれば、たいていは満たしているのではないかと思いますよ。

今は求職者有利の時代

 今は求職者有利の時代です。その理由は、特許事務所から企業知財部への希望者が増えているからです。私も特許事務所から企業知財部に転職をしたときに、転職エージェントから、「知財部への転職希望者ばかりだよ」と、ぼやかれた記憶があります。この記事をリライトしている時点(2021年7月)でも、特許事務所は人手不足、応募なしという情報が入ってきています。知財部もIPランドスケープ等で注目を浴びるようになり、人不足になってきているので、しばらくは求職者有利の時代は続くと思います。

転職は弁理士資格を取ってからが良いと考える理由

 私が弁理士資格を取ってから特許事務所に転職するほうがよいと考える理由は2個あります。1つは、資格があると仕事の幅を広げられることです。もう1つはあなたが弁理士資格を取れるとは限らないことです。

資格があると仕事の幅が広げられる

 特許事務所では、弁理士資格があると仕事の幅を広げることができます。例えば、顧客対応をしたり、訴訟参加したり、事案に対する法的判断を行ったり、色々な業務をやらせてもらえます。資格がなければ、明細書作成と中間処理とその外国対応等の書類作成がメインになります。事務所によっては、顧客対応(発明者面談)すらやらせてもらえないかもしれません。このため、特許事務所で仕事をするならば、弁理士の資格を持っていたほうがよいと考えます。
参考:特許事務所で弁理士資格を持っていると仕事の幅が広がる

弁理士資格を取れないかもしれない

 特許事務所に転職したからと言って、あなたが弁理士資格を取れるとは限りません。特許事務所に転職して実務経験を積みながら試験勉強をすることは効率的に思えるかもしれません。だけど、特許事務所の労働時間は長いことが多く、勉強時間を確保することが大変です。私が特許事務所に勤務していたころ、毎日深夜まで仕事をしているために勉強時間を確保できず、何年も合格できないまま受験を諦めてしまった方を何人も見てきました。現職の労働時間が勉強時間を確保できないほど長時間であれば別ですが、そうでなければ先に試験に合格することをお勧めします。

弁理士試験の勉強はLECがお勧め

 私が特許事務所に転職する前はメーカー(リコー)で働いていました。そこで、リコーで働きながら弁理士試験の勉強をしました。その時に活用していた受験予備校がLECです。私は下記のLECに3年間働きながら通い、弁理士試験に合格しました。その時の経験から言っても、LECはお勧めです。LECは教材が充実しているので、青本、基本書又は審査基準等の受験生必携の資料をほとんど買うことなく、弁理士試験に最終合格することができました。ちなみに、ゼミとかには入りませんでした。

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