職務経歴書の4つのポイント

 職務経歴書を作成するにあたり、私が気を付けた4つのポイントを解説します。私は2回の転職を行ってきました。2回の転職はいずれも未経験での応募だったので、いずれも職務経歴書は力を入れて作成しました。
この記事は2019年に特許事務所から企業知財に転職をしたときの私の経験にもとづき作成しています。

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職務経歴書とは何か

 職務経歴書とは、学校を卒業した後、自分がどのような仕事をしてきたかを説明する書類です。職務経歴書は勤務してきた会社毎に作成しますので、転職回数が多いと職務経歴書に書くことも増えてきます。職務経歴書では、自分が何をやってきたのか説明するだけでは不十分です。職務経歴書は、書類選考において企業が求める要件を満たしているか判断するために用いられます。このため、職務経歴書は、応募先の企業の人に面接に呼びたいと思わせるような内容で作成することが重要です。

職務経歴書で大切にした4つのポイント

 職務経歴書で大切にしたポイントは4つです。具体的には、①組織の人間として働けること、②担当できる技術分野、③権利化業務以外の仕事、④企業でのスキルの活かし方の4つです。これらの共通点は、企業が欲しがる人材を想像して実績と結び付けていることです。

①組織の人間として働けること  

 組織の人間として働けることがわかるような職務経歴書を作成しました。具体的には、リコーでプロジェクトマネジメントを行った経験等です。特許事務所の業務は個人単位の業務が多く、そこに勤める人の多くは組織になじめないという偏見が持たれている場合があります。そこで、このような懸念を払しょくさせるために、人が多いも企業知財部も会社です。どちらも複数の人間で運営されている組織です。そのため、組織で、チームで働けることに問題ないことがわかるような経験を記載しました。

②担当できる技術分野

 自分が担当できる技術分野がわかるような職務経歴書を作成しました。自分の担当できる技術分野が、応募先企業の求める技術分野に合致しているか判断してもらうためです。とくに応募先の企業が注目している技術が職務経歴書に記載されていれば、採用者の目を引くことができます。担当できる技術分野の見極め方は、例えば、大学での専門分野や、特許事務所で担当した明細書の技術分野を挙げることができます。

③権利化業務以外の仕事

 権利化業務以外の仕事が多くなるように意識して職務経歴書を作成しました。知財部では、権利化以外にも多くの仕事あるからです。そこで、私は明細書作成等の権利化業務以外の仕事(例:鑑定、訴訟、セミナー等)をなるべく厚く記載しました。権利化業務しか経験がない場合でも、例えば英語を使った内外業務ができるとか、審査官面談や審判などのように、権利化業務に付随した様々な経験を書くようにした方が良いと思います。

④企業でのスキルの活かし方

 職務経歴に基づいて取得したスキルと、そのスキルをどのように会社で活かせるのか記載しました。スキルとは自分ができることであり、資格ではありません。職務経歴の後に、スキルや会社での活かし方を自由記入として作成しました。これらを記載することで、職務経歴(自分の経験)→自分ができること→会社にどう貢献できるか?といったストーリを作成できます。また、私はTOEICのスコアが600点台で不安だったので、仕事上で英語をどのように活用してきたのかを記載しました。このような英語を用いた実務経験を記載することで、応募先企業に英語力に対する不安を解消するような工夫も盛り込みました。

転職と副業の掛け算より

 私が挙げた4つのポイントは、「転職と副業のかけ算」という本にも触れられていました。この本を読んだのは転職が決まった後ですが、概ね私の考え方と近いことが記載されています。しかし、私の内容よりも洗練された内容で記載されています。例えば、職務経歴書に関しては、「自分という“商品”を企業に売り込む営業活動」であると説明をしています。また、本書の方が、そのような職務経歴書を作成するために具体的にどうすればいいのか?が、一般的な内容でかつ具体的になっており、わかりやすく説明されています。もし、これから転職活動をする場合、「転職と副業の掛け算」は、勉強になる本だと思います。

書評:転職と副業のかけ算
転職と副業のかけ算という本を読みました。この本は、転職によって本業の年収を伸ばしつつ、本業で得た知見を副業に活用することを説いています。本の著者moto氏は、本業と副業の合計年収が5000万円であることで、ツイッターを中心に注目を浴びてい...
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