職務経歴書で大切な4つのポイント(未経験での転職)

私は2回の転職を行ってきました。1度目は特許事務所への転職です。2度目は大手企業知財部への転職です。新卒で入社したリコーではエンジニアをやっておりましたので、特許事務所、企業知財部いずれも未経験での転職です。このため、私は書類選考落ちの可能性を少しでも下げるために、かなりの力を入れて職務経歴書を作成しました。

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職務経歴書とは何か

職務経歴書とは、学校を卒業して、自分がどのようなキャリアを積んできたかを説明する書類です。職務経歴書は、自分がどのような業務に従事してきたのか、勤務してきた会社毎に作成します。職務経歴書は、自分がどのようなキャリアを積んできたのかを説明するために作成しますが、単に説明するだけでは不十分です。職務経歴書は、応募先の企業に求められる基本的な要件を満たしているか判断するための資料になります。このため、職務経歴書は、応募先の企業の人が読んで、面接に呼びたいと思わせるような内容で作成することが大切です。

職務経歴書で大切にした4つのポイント

私は職務経歴書で大切にしたポイントは4つあります。しかし、これらのポイントにはいずれも共通点があります。その共通点は、企業がどういう人材を欲しがっているのかを開示していることです。自分の実績を大きくアピールして開示したものではありません。

・組織の人間として働けることがわかる内容を記載した  

特許事務所も企業知財部も会社です。どちらも複数の人間で運営されている組織です。そのため、組織で働けることを記載しました。例えば、特許事務所の所員は、対人関係に難があり、会社員には馴染めないという偏見を持たれがちです。そこで、私は、リコーでのプロジェクトマネジメントの経験等、会社員として問題なく働けることを示す実績を記載しました。

・担当できる技術分野を記載した

まずは、冒頭に自分が担当可能な技術分野を記載しました。これは、自分のスキルが、応募先企業の求めるスキルに合致しているか否かを判断してもらう必要があるからです。社内で関心がもたれている技術が、職務経歴書に記載されていれば、採用者の目を引くことができます。
特許事務所の人が職務経歴書を記載する場合には、特許明細書を○○件作成したと記載することがあるかと思います。これは、特許事務所から特許事務所に転職する場合には有効かもしれませんが、企業知財部に対してはあまり有効ではないと思われます。企業では明細書を作成しない場合が多いからです。それよりも、自分自身がどのような技術に対して見識をもっているのか、できるだけ広くなるように記載しました。例えば、自分自身が担当した明細書がどのような技術に関する明細書であるのか、発明の技術分野を抽出するのが良いでしょう。

・権利化業務以外の仕事をアピールした

企業知財部では、明細書を作成できることはあまり評価されないと思いました。だから、私は明細書作成等の権利化業務以外の仕事(例:鑑定、訴訟、セミナー等)をなるべく多めに記載しました。

・スキルをどのように会社に活用できるのか記載した

これまでの職務経歴に基づいて取得したスキルで、どのように会社に貢献できるのかを記載しました。これは職務経歴を記載した後に、自由記入として作成しました。自分が職務経歴書に記載した内容を踏まえて、それが応募先企業の何に役立てることができるのかを記載しました。また、私はTOEICのスコアがパッとしないので、仕事上で英語をどのように活用してきたのかを記載することで、英語力に対する不安を解消するような記載もしました。

転職と副業の掛け算より

私が大切にしたポイントは、転職と副業の掛け算(以下、「本書」という。)という本にも触れられていました。こちら「書評:転職と副業のかけ算」本書を読んだのは、内定が決まった後ですが、おおむね私の考え方と近しいことが記載されていました。しかし、より洗練された内容でかつ具体的に記載されていました。例えば、私は職務経歴書では、本記事で記載した“応募先の企業の人が読んで、面接に呼びたいと思わせる”ことと記載しましたが、本書では、職務経歴書を「自分という“商品”を企業に売り込む営業活動」であると説明をしていました。この説明の趣旨は殆ど同じですが、本書の方がより洗練された記載になっています。また、本書の方が、そのような職務経歴書を作成するために具体的にどうすればいいのか?が、一般的な内容でかつ具体的になっており、わかりやすく説明されています。もし、これから転職活動をなさる場合、「転職と副業の掛け算」は、勉強になる本だと思います。

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