主語がない明細書の改善点

主語がない明細書は改善の余地のある明細書だと考えています。
それは明細書に主語を書き足すことです。
今日読んだ明細書には主語が書かれていない文が多く、主語を書き足すのにかなり時間を使いました。

日常生活では主語がなくても問題ないことが多いですが、明細書では問題になりやすいです。
主語がない文章の一例として「情報を取得する」を見てみましょう。
何が情報を取得するのか、この文章からはわかりません。
もしこの文が装置Aと装置Bとを備えるシステムの発明の明細書に書かれている場合、情報を取得するのは装置Aなのか装置Bなのかわからなくなります。

主語がなくても特許を取れる可能性はありますが、その後の権利行使するときのことを考えてみると、少し不安になります。
例えば、権利者としては装置Aが情報を取得するつもりで明細書を作っていたとしても、侵害被疑者は装置Bだと主張してくる可能性があるからです。きちんと主語を書いていれば、こんなことで争う必要はなかったのに…ということになりかねません。

他にも、翻訳者が英訳するときに困る等もあります。
主語がない明細書には、主語を書き足すことができないか考えてみてはいかがでしょうか。

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