特許文献数を比べるならば同じ業界の企業同士を比べよう

特許に関する仕事をしたいなら、特許文献数の多い会社に就職することが望ましいと考えます。このとき、特許文献数を比較するなら、同じ業界の企業同士を比較することが望ましいでしょう。その企業の所属する業界に応じて、特許文献数は大きく異なるからです。
参考:特許検索ツールを使い、出願数の多い会社を探す方法
特許文献数が多いという理由で、興味のない業界、ご自身の専門領域とは大きく乖離した業界を選ぶと、事業が面白くなかったり、技術を理解するのに苦労したりと、後悔すると思います。

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業界に応じて、特許文献の数はかなり違う

業界に応じて、特許文献の数はかなり違います。
例えば、ゲーム業界と、複写機業界と、を比べてみます。
ゲーム業界では、任天堂株式会社、株式会社バンダイナムコエンターテインメント(バンナム)及び株式会社コロプラの3社の数を調べてみます。
複写機業界では、株式会社リコー、キヤノン株式会社及び富士ゼロックス株式会社の3社の数を調べてみます。
工業所有権情報・研修館のサイトで提供されている”J-Platpat”を使って、出願人名に会社名を入力して特許文献数を検索しました。そして、2016年~2019年の公知年別の件数の平均値を求めました。平均値を見ると、ゲーム業界の件数は2~3桁であるのに対して、複写機業界の件数は4桁です。両業界の特許文献の数の差は歴然としているのは明らかかと思います。

ゲーム業界複写機業界
バンナム任天堂株式会社株式会社コロプラ株式会社リコーキヤノン株式会社富士ゼロックス株式会社
13696.25242.529787487.251663

特許文献の数と業界との2軸で会社を決めよう

特許文献の数が多いからという理由で、志望業界を変えることはあまりお勧めしません。特許の仕事は専門性が高いため、身に着けるにはそれなりの苦労が伴うからです。この苦労は、自分の好きな業界、技術分野に関する特許の仕事をしたほうが乗り越えやすいと思います。そこで、まずは自分の好きな業界、技術分野に関する業界に入ったほうが良いと思います。その中で、特許文献の数が比較的多めの会社に入れると、特許の仕事に就きやすいのではないかと思います。
この記事では、ゲーム業界、複写機業界と2つの業界を挙げて調べてみましたが、こちらの記事「興味のある業界における同業他社の調べ方」では、同業他社の探し方について述べています。また、本記事で挙げたようなゲーム業界、複写機業界というカテゴリ分けが正しいのか否か?についても述べていますので、興味があれば参照してみてください。

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