特許業界(知財業界)に人を呼び込むためには

知財業界では、弁理士の高齢化が進んでいます。
2017年の情報ですが、弁理士の平均年齢は50歳を超えています。
出典:日本弁理士会会員の分布状況
知財業界は、中途から入ってくることが多いため、未経験でも高齢の方(30代、40代)が多めです。
しかしながら、すでに知財業界にいる方は、もっと若い方に入ってもらい、業界を盛り上げてほしいと思っているようです。
以前、特許事務所に溢れているのはブラック体験ばかりだから、ホワイトな体験を発信するべきだという記事を書いたのですが、その記事とは違う視点で、人を呼び込む方法を考えてみました。
参考:特許事務所業界に必要なのはホワイト体験自慢

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人を呼び込むには、弁理士が魅力的な人になる

業界に人を呼び込みたければ、その業界にいる弁理士が魅力的な人になるのが一番手っ取り早いです。
この弁理士と一緒に仕事をしたい、この弁理士に会いたい、この弁理士と議論をしたい。
そういう弁理士になればいいのです。そうすれば、人はその弁理士の周りに、そして知財業界に集まってきます。
子供のなりたい職業を見てください。子供にとって魅力的な人がいる業界が上位に来ています。
出典:小学生の「なりたい職業」ランキングトップ10(日本FP協会)
魅力的な人がいる業界に行きたい。これは大人にとっても変わらないことでしょう。

業界の魅力を伝えるのは正攻法だが現時点では効果は薄い

また別の手段として、業界の魅力を伝えて人に来てもらうという手段があります。
正攻法で王道的な手段で、続けられるべき発信だと思いますが、現時点では効果は薄いと思っています。
なぜなら、知財業界の知名度が低すぎるからです。
人は良く知らない情報に対しては、眉に唾をつけてあたります。
現状では、知財業界のことを全然知らない人にいきなり業界の魅力を伝えても「弁理士が、特許の魅力を語っている。何だよ弁理士って。便利屋の間違いじゃないの。」と、思われる可能性が高いでしょう。
でも、少しでも弁理士に知名度があれば、そんな話も聞いてもらえる可能性が高まるはずです。
弁理士会も、知名度を高めるために頑張っています。
知名度がある程度まで高まったとき、今まで積み重ねられてきた業界の魅力に関する情報が効いてくると思います。しかし、それまでは、効果は薄いでしょう。

年収の高さを言いたければ、弁護士と差別化しよう

知財業界に来てもらうために、弁理士の年収の高さをアピールする方法もあります。
年収の高さは、業界の魅力の1つと言えるかもしれません。
しかし、残念ながら、弁理士の年収は低くはないですがそれほど高くもありません。700~1000万円くらいのようです。
出典:弁理士の年収(資格スクエア)
この年収では、弁理士になるような人材は、今いる会社で稼げていたりします。現状の年収では求心力としてそれほど機能しないように思います。
そして、年収だけを見れば、もっといい資格があります。
それは弁護士です。1000万円を超えています。
出典:気になる弁護士の年収 〜 イソ弁やノキ弁、弁護士が稼げないって本当?(資格スクエア)
なにより、弁護士のほうが、収入が良いだけではなく、知名度も高いです(なるのも大変ですが)。
弁護士のほうが知名度が高いので、同じことを言っても、一般人からの評価はまるで違います。
「弁護士が、特許の魅力を語っている。何だよ弁護士って。」とは、ならないでしょう。
この微妙な違いを通じて、知財業界に興味を持つ人もいるかもしれません。もっとも、この場合、人は特許事務所ではなく、法律事務所に流れていくでしょうが。。。
知財業界に人を呼ぶには、圧倒的な知名度と信用度を持つ弁護士との差別化が必要だと思います。

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